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2021.05.22

ものづくり考

大学の工作室~Jointevo合同会社が御手伝いすることのメリットとは? ②

最適な設計って何がどう良いの?

 設計は英語でデザインです。日本人が日常会話で《デザイン》と言うとき、それは英語を母国語とする人たちとは違った意味で使っているように思います。あなたはデザイナーと言われてどんな人をイメージしますか?建築設計者と建築デザイナー、或いは工業製品の設計者と工業デザイナー。何となく違ったように思っていませんか?
 それぞれの前者はまじめで硬い仕事人って感じで、後者はクリエイター的なオシャレな人。一般的にはそんなイメージでしょうか。でも、設計者として言わせて頂くと、どちらも同じです。
 目的の為に何が必要か?予算は幾らか?どんな人がどう使うか?クリアすべき条件は何か?等々、彼らは考えます。その為には図面だけ書く人であってはいけないし、夢見て何処かに行っている人でもいけません。建築で言えば、家を建てる事にまつわる色んな法律を知っていなければならないし、建築様式の歴史も無視できませんし、材料の値段も詳しく、勿論図面が描けて・・・と言う人でないと建築設計者であろうが建築デザイナーであろうが勤まらないのです。
 私の属する機械も同じこと。加工の知識や経験、素材の値段・特性、使ったときの感覚を想像する力、工程全体を見渡せる経験の有無等々、バランス良く備えていないと良い設計=最適な設計になりません。
 大学の工作室(やっと話が戻ってきました・・・)に持ち込まれてくる教授の『欲しいモノ』の相談を聞いていると、実現する為の機器がどうあるべきか?と言うアイデアが浮かんできますが、同時に、それを造るにはどんな工程が適している?とか、予算面はクリアできるかな?なども浮かんできます。これが出来ないと『最適な設計』とは言い難くなるのです。
 モノづくり、ってよく耳にしますが、モノって何でしょう?私は全てのモノは『道具』だと思います。モノ=〇〇する為の道具、です。で、設計者・デザイナーは『使う人が上手に〇〇出来る』ように考えます。これが最適な設計、と言う事だと考えます。
 だから、最適な設計とは『使う人にとって色んなことが良い』と言う事になりますね。ボヤっとしてるな~(笑)
 では、最近だけでなく、今迄に御手伝いした大学での具体的な事例をお話しして『Jointevo合同会社が御手伝いすると依頼者にとって何がメリットか』を知って頂きましょう。(③につづく)

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