2021.04.01
開発事例
機構設計試作(3Dプリント造形品 他)
機構の開発事例です。
とある医療機器に位置合わせをする機構があり、それはこの画像よりもっとオーソドックスな回転ハンドルなどを使っている製品でした。位置は上下、水平方向の回転、角度調整の3つがそれぞれ別に操作できるような製品ですが『ハンドルを緩め・位置を合わせ・ハンドルを締める』と言う作業に煩わしさを感じるモノでした。
私もその製品を触らせてもらったことが有りますが、煩わしさに加え、機器自体の重量もそこそこあるのでそれを片手で支えながらもう一方の手でハンドルを緩めたり締めたり、と言うのは結構大変な作業と思えるものでした。
そこで弊社では『ワン・アクション』にこだわり設計を見直し、その検証の為に3Dプリント造形で試作したのがこれです。
それまでの機器より調整に要する時間は五分の一以下になります。
ただ、この機構はとある事情で没になりました・・・。
弊社ではこうした『既存機器の改良の為の設計変更』も手掛けております。
仕事でお使いの道具などで「もう少し〇〇だったら・・・」など御座いましたら御相談ください。